自己研鑽ばかりで人生が味気ないと思ってない?|私がガチガチの効率化を捨てて「お笑いライブ」に救われた理由

ライフスタイル・マインドセット

これまでこのブログでは、部屋のモノを減らし、家計の固定費を徹底的に削ぎ落とし、将来に向けた快適な暮らしを「自動運転」させるための合理的なハックをお伝えしてきました。

しかし、ここで一度、私の大きな失敗談をお話しさせてください。

「無駄をすべて排除し、生産性の高い完璧な生活を送れば、人生は最高になるはずだ」

そう信じて、私はある時期、徹底的にストイックな生活を送っていました。部屋はいつも完璧に綺麗。支出は極限まで抑える。平日の仕事が終わればビジネスの勉強をし、休日は自己研鑽のためにカフェにこもって読書。さらに体を鍛えるためにジムにも通う。

そんな生活をしばらく続けたとき、私の心の中に、正体不明の強烈なモヤモヤが湧き上がってきたのです。

「……あれ? この人生、なんか全然楽しくないな」

今回は、合理性を突き詰めた先で「人生の味気なさ」に絶望した私が、お笑いライブという非日常の熱量に出会い、脳を強制再起動して「人生の余白」を取り戻すまでのメンタルデトックスのお話です。

【効率化の罠】「完璧に正しいルーティン」が私の人生を味気なくさせていた

誤解のないように言っておきますが、自分の成長のために孤独に勉強する時間や、健康のために体を鍛える時間は間違いなく素晴らしいものです。そこから得られる充実感は確実にあります。

ただ、問題だったのは、「そればかりの生活を、私という人間は継続できなかった」という事実です。

平日は仕事で脳をフル回転させ、終わった後も勉強。休日も将来のために本屋とカフェを往復するだけ。支出をガチガチに管理しているから、ショッピングにも行かない。出かける選択肢が「近所のいつものカフェ」しかない。

そんな生活が何ヶ月もルーティン化していくうちに、思考は楽になりましたが、引き換えに日々の生活から「新しく扉を開くようなワクワク感」が完全に消え去っていました。毎日同じ部分の脳のメモリだけを使い続けている感覚で、頭がガチガチに凝り固まり、ただただ息苦しさと退屈さを感じていたのです。

【脳の強制再起動】M-1とお笑い劇場。理屈抜きの「生の体験」にお金を使う心地よさ

そんな限界を迎えていたときに出会ったのが、お笑いでした。2019年のM-1グランプリをきっかけにのめり込み、今では劇場の生ライブやM-1ツアーに足を運ぶほど、私の人生に不可欠な存在になっています。

日々の理屈や学習モードでカチカチになった脳にとって、劇場の生空間で「ただくだらないことで腹の底から笑う」という時間は、最高に強力なデトックス効果がありました。

劇場という非日常の空間で、芸人たちの圧倒的な熱量と周りのお客さんの笑い声に強制的に巻き込まれる。あの瞬間だけは、仕事のゴチャゴチャした雑念を考える余白すら脳から奪われ、強制的に頭が空っぽになるのです。

何より大きかったのは、お笑いという「生の体験」に飛び出したことで、ガチガチすぎた支出管理の呪縛が解けたことでした。

それまでは、お金を使うことにどこか罪悪感がありましたが、「これからは月にこれくらいに収まっていればいいや」と、管理に幅(余白)を持たせる余裕が生まれました。余剰資金を使って、映画館やプラネタリウム、夜の水族館へ積極的に出ていくようになったのです。

そこで友人や妻と一緒に過ごし、自分一人では得られないものの見方に触れたり、笑顔を共有したりする時間は、一人でカフェにこもっていた時には絶対に味わえなかった、本当に愛おしい時間です。

【持続可能なバランス】新NISA時代の今だからこそ、支出を「ほどほど」に緩める勇気を

今、新NISAが始まり、YouTubeを始めとするネット上には数年前とは比較にならないほど段違いに質の高い「投資・節約情報」が溢れています。

確かに、資産形成の第一歩として最初に支出を抑えることは絶対に必要です。 しかし、過去の私のように「抑えすぎて、自分の人生を味気なくさせてしまうタイミング」は、誰にでも必ず訪れるのではないかと思います。

だからこそ、家計管理や投資は「給与天引き」のような形でシステムに丸投げし、ある程度ほどほどのラインで自動運転させておくのが正解なのです。ガチガチに切り詰めてしんどくなるくらいなら、今の人生を楽しむための余剰資金をあらかじめ確保しておく。

その浮いたお金と脳のメモリを使って、外に出て、大切な人間関係を作り、人生の思い出に残るような経験をたくさん蓄積していく。これこそが、大人のための持続可能なサバイバル論です。

まとめ:切り詰めすぎてしんどいあなたへ

もし今、あなたが将来のために自分の生活を縛り付け、「なんだか毎日がつまらないな」と息苦しさを感じているなら、それはあなたの努力が足りないからではありません。脳のメモリを「効率」や「正しさ」だけに貸し出しすぎているサインです。

一度、スマホの画面を閉じて、あなたが心から「楽しい!」と思える生の体験に飛び込んでみてください。

完璧なルーティンを少しだけ緩め、人生のアルバムに愛おしい時間を増やしていく。その余白があるからこそ、私たちはまた明日から、自分の本業やキャリアに向かって圧倒的なパフォーマンスを発揮できるのではないかと思います。

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