子供の頃から学生時代、そして社会人のなりたてまで、私の中にはずっと根強い「もったいない精神」がありました。
なぜか昔から「自分のお金が減っていくこと」に対して強い抵抗感があり、お年玉すらどこかにしまい込んで無くしてしまうほど(大学生の時に実家の部屋から5万円出てきました。笑)、とにかく「使わずに溜め込む」という節約志向、悪く言えば貧乏性な思考を持っていたのです。その結果、私の部屋はいつの間にか、使わないモノで溢れかえるようになっていきました。
そんな私が、書籍などでミニマリストの思考法に触れ、一念発起して部屋を一気に片付けたことがあります。モノがどんどん減り、床が見え、部屋は見違えるほど綺麗になりました。
しかし、その先に待っていたのは、意外な感情でした。 「なんだか、無機質で、すごく寂しい部屋になってしまったな……」
ただモノをゼロにすれば幸せになれるわけではない。そう気づいた私が、部屋の綺麗さをキープしつつ、毎日の暮らしに心のゆとりと彩りを取り戻すために「あえて買い直した(愛用している)4つのモノ」をご紹介します。
【彩りと癒やし】ペットのように育てる「観葉植物」
無機質な部屋にまず迎え入れたのが、緑の彩りでした。 私は今、初心者でも育てやすいモンステラ(下図:イメージ)を部屋に置いています。パキラもいいですね。

パッと目を向けたときに緑があるだけで、驚くほど心がスッと落ち着きます。それに、彼らは生き物ですから、少しずつ成長していくんですね。毎日水やりが必要なわけではないので、私はかなり手を抜きながら育てていますが、それでも植物は強くて健気に育ってくれます。その小さな成長を観察していると、なんだかペットを飼っているような、愛おしい感覚が芽生えてくるのです。
💡 【How to】手軽に取り入れるための私の使い分け
もし「水やりや土の管理がどうしても面倒」という方がいれば、私はフェイクグリーン(人工観葉植物)との併用を優しくおすすめします。 私の場合は、土で汚れやすい場所や水をあげにくい場所、例えば「本棚の近く」「洗面所」「お手洗い」にはフェイクグリーンを置き、リビングなど目に入る主役の場所には本物の植物を置く、というシステムで心地よさとラクさを両立しています。
【夜の心のデトックス】海外YouTuberに学んだ「間接照明」
平日の夜、疲れて帰ってきたときに、天井の強くて白い蛍光灯をパチッとつけると、なんだか脳が休まらない気がしていました。
そこで、海外のYouTuberさんが「部屋の中に間接照明をいくつか散りばめるといい」と話している動画を見かけ、真似して導入してみました。
これが、仕事終わりの心に素晴らしい変化をもたらしてくれました。夜遅く帰ってきて「あぁ、今日も疲れたな、ゆっくりしたいな」という時は、天井の明かりは一切つけず、間接照明の暖かくて落ち着いた光だけで部屋を満たします。これだけで、自分の部屋が一気に「ホッとできる、おだやかな癒やしの空間」に早変わりします。
椅子に座り、お茶を飲みながら、間接照明に照らされた部屋の空間をただただ眺める。これだけで、自分の家が最高の癒しスポットになります。
【時間を生み出す】暮らしを仕組み化する「便利な家電製品」
部屋を彩るものではありませんが、私の「持たない暮らし」を強力に支えてくれているのが、暮らしを楽にしてくれる便利家電たちです。
現在は「乾燥機付き洗濯機」と「お掃除ロボット」をフル活用しており、今後はさらに「食洗機」も導入しようかと考えているところです。
これらはお金がかかる買い物ではありますが、かつてのお金を溜め込んでいた私とは違い、「自分の自由な時間(余白)を買うための、素晴らしい投資(システム)」だと考えています。家電に家事を丸投げすることで生まれた時間を使って、本を読んだり、リラックスしたりしています。
【スマホから離れる】場所によって使い分ける「本」
私は今でも、本をよく購入して読んでいます。 ただ、すべてを同じように持つのではなく、シチュエーションに合わせて「紙の本」と「Kindle(電子書籍)」を使い分ける仕組みにしています。
- 家の中でじっくり読む時: 紙の本
- 外に出る時、お風呂の中、寝る前: Kindleペーパーホワイト
特に、夜の「何もしない時間」にお風呂やベッドの中でスマホを見てしまうと、脳が覚醒して疲れてしまいます。そこをKindleに置き換えるだけで、ブルーライトを浴びずに、ゆったりと自分の枠を広げる内省の時間を過ごすことができます。
まとめ:私が大切にしている「やりすぎない」という買い物の基準
最後に、私がモノを部屋に迎え入れるときに、最も大切にしている基準をお話しします。 それは、「やりすぎない(極端に走りすぎない)」ということです。
モノが多すぎて散らかっているのはしんどいけれど、かといって、モノを少なくしすぎて何もない無機質な部屋にしてしまうのも、どこか寂しくて味気ない。
部屋はいつも綺麗に、すっきりと整理されている。けれど、そこにはお気に入りの間接照明が暖かい光を放ち、愛おしい観葉植物が生き生きと緑を添えている。そんな「綺麗さと彩りが共存できる、空間のゆとり(余裕)」がある状態が、私は一番好きなのだと気づきました。
どれくらいモノを減らし、どれくらいモノを持つのが正解かは、人によって全く違います。
ただ、もし今の部屋に「なんだか落ち着かないな」と感じるなら、一度モノを整理して余白を作った上で、あなたにとって本当に心が落ち着く緑や光を、一つだけ優しく足してみてはいかがでしょうか。
私もまだまだ、理想のバランスを模索している実験の途中です。お財布と相談しながら、自分だけの心地よい「余裕」のバランスを、一緒に見つけていきましょう。

コメント