前回、ロボット掃除機を導入し、床の掃除という家事を「自動化」して日々のノイズを減らすお話をしました。
テクノロジーの力を使って家事を自動化し、自分の自由な時間を生み出す感覚。一度味わうと、もう元の生活には戻れないほどの快適さがありますよね。
「じゃあ、床の掃除を自動化した次に、私たちは何をすべきか?」
それは、目に見えない「脳のエネルギー消費(決断力)」の削減です。
私たちは朝起きてから夜寝るまで、無数の「小さな選択」を繰り返して脳を疲弊させています。今回は、私が実践している洋服や日用品のルーティン化ルールと、それによって朝の準備、洗濯、買い物にいたる生活のさまざまな工程で圧倒的なゆとりを生み出す方法を紹介します。
Tシャツは3~4着、毎日「1軍」しか着ない贅沢
脳のエネルギーを節約する手っ取り早い方法は、毎日着る服の「制服化」です。
私の場合、今の時期(春から夏にかけて)のトップスは、だいたい3〜4着程度しか持っていません。週5日会社に出社する時は、私服を使うこともあれば会社規定の服を使うこともありますが、プライベートも含めて基本はこの少数精鋭です。
「たった3〜4着で足りるの?」と思われるかもしれませんが、これらはほぼ毎週ヘビロテする、自分にとっての「1軍」の服だけ。というか、私のクローゼットには1軍しかありません(笑)。
服の数をここまで極限まで制限すると、毎朝「何を着ようか、どれを組み合わせようか」と迷う時間が1秒もなくなります。断捨離をする前の私は、「次のお休みは何を着よう、これは合うかな」と頭を悩ませていましたが、今は目についたものをそのまま手に取って着るだけ。
毎日確実に1軍の服をストレスフリーで着られる生活は、想像以上に快適です。
こだわりがないものこそ「統一する」という強いこだわりを持つ
さらに私は、靴下や下着といった「日々の消耗品」にも、徹底した自動化のルールを敷いています。
私自身、靴下そのものに強いこだわりはありません。だからこそ、「すべて黒色で、左右差がないデザインのもの」に統一するという、強いこだわりを持っています。仕事の時は長い靴下、プライベートの時は短い靴下、選ぶ基準はこれだけです。
左右差がないので、洗濯機から取り出す時もペアを探す必要がありません。私は洗濯が終わったら、靴下をただのビニール袋の中にポイポイ放り投げるだけ(袋は何だってOKです、私は本物のビニール袋を使っています笑)。朝履く時は、袋の中から2足取るだけ。手触りで長いか短いかだけは分かるので、長いもの2つ、あるいは短いもの2つを引っ張り出せば、それだけで準備完了です。
同じように、下着のデザインもすべて同じものに統一しています。そうすることで製品ごとの使用感の差がなくなり、「どれを履こうか」という選択肢自体がこの世から消滅します。
ハンガーもすべて同じデザインで統一しています。「どれでも一緒だからこだわりがない」からこそ、すべてを同じものに揃えてしまうのです。
あなたの家にも眠っている?「こだわりがないから統一すべき」3つのアイテム
この「こだわりがないものこそ、仕様を一本化して脳のメモリを解放する」というシステムは、クローゼット以外のあらゆる日用品にも応用が可能です。
もし、あなたの家の中で「選ぶ」「揃える」「買い替える」のたびに地味にエネルギーを奪われているものがあれば、今すぐ次の3つのアイテムの統一を検討してみてください。
- 家中の「タオル類」(バスタオル・フェイスタオル) 色やサイズがバラバラのタオルは、「どれから使うか迷う」「引き出しの見た目がゴチャつく」というノイズを生みます。同じメーカーの、同じ色、同じサイズで必要最小限の枚数だけを揃えてみてください。畳み方が一瞬で固定され、棚に重ねるだけでホテルのような美しさになります。
- キッチンの「保存容器」(タッパー) 自動調理器などを賢く使いこなす上で、食材の保存は欠かせません。しかし、サイズやメーカーがバラバラだと、「本体とフタの組み合わせを探す」「冷蔵庫で綺麗に重ならない」という強烈な決断疲れを生みます。同じメーカーの、重ね置きができる2〜3サイズに統一するのが良いかもしれません。
- デスクやリビングの「筆記用具」 家の中のあちこちに貰い物のボールペンが散乱していませんか?「インクが出るか試す」「書き味が気に入らない」という小さなストレスは脳のエネルギーを削ります。「自分が一番書きやすい定番の黒ボールペン」だけに絞り、それ以外は全処分する。何かメモを書こうとした瞬間、100%お気に入りの書き味で思考を止めずに書き始めることができます。
まとめ:洗濯から買い物まで、生活の「全工程」で時間が浮く
こうした服や消耗品の制限・統一がもたらすメリットは、朝の時短だけにとどまりません。
最も大きな恩恵は、「洗濯物をたたむ」という、私にとって本当にいらない大嫌いな作業を完全に無くせたことです。
服の数が少なく、ハンガーも統一されているため、洗濯が終わったらたたまずにそのままハンガーにかけてクローゼットにしまうだけ。これだけで、毎日の洗濯にかかっていた時間と脳のエネルギーが大幅に削減されました。
ちなみに仕事できるカッターシャツも形状記憶シャツを採用しているので、洗濯後にはハンガーに掛けるだけです。
さらに、この仕組みは「買い物」のストレスもゼロにしてくれます。 お気に入りの1軍の製品が古くなったり悪くなったりした時、「次はどれを買おうか」と悩む必要がありません。「これと同じものをまた買えばいい」と頭の中にすぐ答えが浮かび、迷わず一瞬で行動できるからです。
かつては朝から「何にしよう」とバタバタと選び、洗濯物をたたむ手間に追われ、買い物で迷っていた時間。
服や消耗品をルーティン化し、デザインを統一したことで、朝の準備・洗濯物の片付け・買い物の時間という生活の全工程において、トータルで膨大な時間と心のゆとりが生まれました。
こだわりがないものこそ、あえてルールを統一して脳を「自動運転」させる。 ロボットで床の掃除を自動化した次は、ぜひクローゼットの中の「選択肢」を制限して、脳のスッキリ感を味わってみてください。

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