はじめに
「転勤」…それはキャリアの中で、良くも悪くも人生を大きく変える出来事です。就職活動をしていると、給与や福利厚生には目が向きますが、「転勤」について深く考える人は意外と少ないのではないでしょうか。
私自身、25歳で初めて転勤を経験しました。誰も知り合いのいない土地。地元・育った町からも離れ、最初は不安よりも“ワクワク”が勝っていました。
転勤がくれた新しい経験と成長
新しい街での生活は、住んでいるにも関わらず観光客気分という不思議な時間でした。プライベートの旅行でも訪れたことの無い土地であったため、どこへ行くのも新鮮な毎日でした。休日は1人で知らない道を歩き、1人でお店に入る。
生活に慣れてきたら地元の人と話し、少しずつ地域のコミュニティに溶け込んでいく。自分でゼロから人間関係を作り、行動を起こすことで、自信と行動力が身につきました。
「誰も自分を知らない環境」というのは、自由でもあります。どこを歩こうが知り合いに遭遇することもない。言葉の通じる異国に来た気分です。転勤先は自分をリセットし、新しい挑戦ができるチャンスでもありました。
想像していなかった転勤の壁
ただ、転勤には現実的な課題もあります。それは転勤生活がだいぶ慣れてきた6ヶ月が経過した頃です。
「あれ?俺いつまでこの地にいるんだ?・・・」
25~6歳にかけて特に恋愛や結婚など、人生の次のステージを考えたときにふとそう思いました。当時勤めていた会社では、3〜5年ごとに全国転勤がありました。次にどこへ行くか分からない環境の中で、恋愛をするのは難易度が高すぎると感じました。
相手に「ついてきてほしい」と言えるほどの金銭的な余裕もない。生活基盤を安定させるのも苦労します。特に人間関係が転勤の度にリセットされるのは、かなり辛く・大変です。
(まあ幸か不幸か恋人は居なかったんですけどね!!!!!!!!!!!)
この転勤族としての生活を続けること=「このままでは結婚のタイミングを逃すかもしれない」と猛烈に危機感を感じました。これが私が転職を考えるきっかけのひとつでもありました。
就活生に伝えたいこと
「転勤」は、単なる“勤務地条件”ではありません。
それは、人生設計そのものに関わる要素です。
転勤がある働き方は、若いうちには刺激的で楽しいかもしれません。
しかし、将来的なライフプランを考えると、大きな影響を及ぼすこともあります。もちろん上記で挙げたようなメリットもあります。実際、私は見ず知らずの土地で人間関係を構築するというスキルはこの転勤生活で得ました。
だからこそ就活の段階で、「自分はどんな働き方をしたいのか」「転勤という変化をどう受け止めるのか」を、一度立ち止まって考えてみてほしいのです。
まとめ
転勤は、チャンスでもあり挑戦でもあり、時に悩みの種にもなります。
大切なのは、「転勤がある・ない」ではなく、自分の価値観や人生観に合った選択をすること。
転勤をきっかけに新しい自分に出会う人もいれば、転勤のない環境で地に足をつけてキャリアを築く人もいます。どちらの道も正解にできます。大切なのは、「自分で選んだ」と言える納得した生き方をすることだと思います。

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